新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響下における効果測定戦略の変更のための4つのポイント

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行は、世界各地でビジネスがコミュニティにサービスを提供する方法に大きな影響を与えています。ビジネスオーナーは、提供するサービスを変更するにつれ、多くの場合、どのようなマーケティングを行うかや広告費などについて再考せざるを得ない状況になります。

日々の動向に注目することも大切ですが、ビジネスにおいて短期的および長期的な両視点から戦略を立てることも不可欠です。例えば、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する懸念のためにより多くの時間をソーシャルメディアに費やすなどといった現在の消費者行動は、平常時とは異なります。しかし、このような行動の変化が現在の状況が過ぎ去ってからも継続するとは限りません。

それぞれの判断がどのような影響をもたらし得るかを把握するのは容易ではありません。そこで、Facebookでは役に立つリソースをご用意しました。以下に、この状況下における広告のパフォーマンスを把握するための4つの戦略をまとめました。また、Facebookの提供するガイド「新型コロナウイルス(COVID-19)流行の影響下における広告の効果測定戦略の変更」では、各戦略をより詳しく取り上げています。

1. 戦略をシンプルにする

効果測定戦略を評価して現状に適応させることは、既存の測定アプローチを諦めなければならないということではありません。やり方を完全に変えるというよりも、戦略をシンプルにして組織にとって現在重要な真の情報を活用することに意識を向けるようにしてください。そうすることで、変化を理解し、メディア最適化を迅速に行うことが可能になります。

2. テストを利用して迅速に最適化する

現在の消費者行動をよりよく理解するために、簡単なA/Bテストマルチセルテストを実施することを検討してください。測定と分析により、ターゲット設定やクリエイティブの見せ方などに加えた調整による影響を評価できます。これにより、広告を調整し、より確信を持って変更を加え、現在の状況に合わせて戦略を最適化することができるようになります。

3. 今後の判断材料にすることを目的としたテストの再評価

人々の日常生活が大きく変容することにより、通常とは異なるメディアパフォーマンスが頻発することがあります。この時期に行われたテストのインサイトを確認する際は、現在の状況が結果にどれくらい影響を与えているのかを考慮するようにしてください。導き出された結果やベストプラクティスは、一般化して今後のビジネスの判断材料として利用できるものもあるかもしれませんし、現在の状況でのみ通用するものもあるかもしれません。

4. 業界やマーケティング事情による影響の考慮

現在の状況ではさまざまな業種や商品がそれぞれまったく異なる現実に直面しています。需要が高まっているものもあれば、劇的に落ち込んでいるものもあります。さらには、広告を取り巻く状況も、地理的要因や顧客層によって大きく異なります。つまり、すべてのケースに有効な万能のアプローチは存在しません。結局のところ、有効な効果測定戦略には、特定のゴール、顧客、およびマーケティング事情に合わせてカスタマイズすることが必要になります。

Facebookのガイド、「新型コロナウイルス(COVID-19)流行の影響下における広告の効果測定戦略の変更」では、各戦略についてより詳しくご紹介しています。また、さまざまな測定の判断による効果を評価する際に役立つ決定木も提供しています。マーケターへの影響について、詳しくはFacebook IQをご覧ください。

Facebookでは、今後数週間のうちに戦略ヒントお知らせなどをFacebook for Businessニュースのサイトで共有する予定です。今後もFacebookでは、この難局をビジネスが切り抜けるためのさまざまなサポートを提供し続けます。中小ビジネス助成プログラムについてはこちらでご紹介しています。また、ビジネスリソースハブでは、Facebookが提供しているその他の機会やおすすめのステップについてご紹介しています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大へのFacebookの対応に関する最新情報は、こちらをご覧ください。

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